岡山市高校生応援金(旧 給付型奨学金)は9月30日必着|県の給付金とは別の制度で、学校では申請できません
岡山市には、高校生のいる世帯に年額で給付される返済不要の「岡山市高校生応援金」があります。令和8年度の募集期間は令和8年7月1日から9月30日まで、しかも「必着」。名称は今年度から変わり、申請先は学校ではありません。岡山県の給付金とは別の制度で、重複して受給できると市は案内しています。最新・正確な内容は必ず岡山市の公式ページでご確認ください。
岡山市の公式ページ(岡山っ子育成局子育て支援部こども福祉課)に、「岡山市高校生応援金(旧 給付型奨学金)の募集について(7月1日より募集を開始しました。)」という案内が出ています。市の説明はこうです。「家庭の経済的状況により、高校の進学・修学を諦めることがないよう家庭の教育費負担の軽減を図る、返済不要の「高校生応援金」です。」
検索でたどり着きにくくなっているのが、この制度の最初の落とし穴かもしれません。公式ページには「今年度より名称が「岡山市高校生応援金」に変わりました。」と書かれています。「岡山市 給付型奨学金」で探していた人は、名前が変わったことに気づかないまま締切を過ぎるおそれがあります。
9月30日まで、ただし「必着」
募集期間は公式ページにこう記載されています。
- 「令和8年7月1日(水曜日)から令和8年9月30日(水曜日)まで(必着)」
- 「※家計急変で申請される場合は、令和9年1月29日(金曜日)まで(必着)」
消印有効ではなく必着です。郵送で出すなら、9月30日に届く日程から逆算する必要があります。提出先は「(郵送・持参または申請フォームから)」と案内されていて、窓口に持参する方法と申請フォームから送る方法もあります。
来年また募集があるから、と後回しにできる制度でもありません。公式ページには「昨年度は二次募集を行いましたが、今年度実施するかは未定です。原則この募集期間に申し込んでください。」と書かれています。
学校では申請できない
高校を通して手続きする給付金と混同しやすいところです。公式ページの「その他」にはこうあります。「学校での申請はできません。「岡山市高校生応援金事務センター」に直接申請して下さい。」
事務センターは「受付期間 令和8年7月1日から令和8年9月30日」で、所在地は岡山市北区駅元町の建物です(詳しい住所と電話番号、受付時間は公式ページに記載されています)。受付期間の外で聞きたいことがある場合は「※高校生応援金事務センター受付期間外のお問い合わせは、こども福祉課まで。」と案内されています。
申請フォームを使う場合の注意も公式に書かれています。「※注 申請フォームから申し込まれる場合、添付書類を揃え、写真添付ができるパソコンから申請してください。一時保存ができないので、予めご了承ください。」書類を全部そろえてから座る、という段取りになります。
岡山県の給付金とは別で、両方受けられる
ここが一番まちがえられやすい点です。市の公式ページには次の2行が並んでいます。
- 「・岡山県の高校生等教育給付金とは別の制度です。」
- 「・岡山市高校生応援金は、他の制度と重複して受給することが可能です。」
県の側も見ておくと違いがはっきりします。岡山県(総務学事課)の「私立高校生等教育給付金について」には「岡山県では、私立高校生等の授業料以外の教育費負担を軽減するため、返還の必要のない「私立高校生等教育給付金(奨学のための給付金)」を支給します。」とあり、申請先は「岡山県内の私立高等学校等に在学する生徒の保護者は、学校へ申請してください。岡山県外の私立高等学校等に在学する生徒の保護者は、岡山県へ直接申請してください。」と分かれています。通常給付(専攻科以外)の提出期限は「令和8年9月25日(金曜日)<消印有効>」、ただし「※県内の私立高等学校等に在学している場合は、学校の指定する日」という注記つきです。
県の制度は学校経由、市の応援金は事務センターへ直接。受付の相手も締切も別なので、片方を出したから大丈夫ということにはなりません。県立高校など国公立に通っている場合の県の手続きは窓口も期限も別に案内されているので、県の公式ページで確認してください。
対象は7月1日時点の状況で見る
資格要件は「次の全てに該当する人。」として5項目が挙げられています。
- 「(1) 令和8年7月1日に保護者が岡山市内に居住している人(子どもは市外の学校や寮に入っていても可)」
- 「(2) 申請日に高等学校等に在学している人」
- 「(3) 学業を続けようとする意志のある人」
- 「(4) 高等学校等に入学又は編入した年度の4月1日時点において18歳未満である人」
- 「(5) 保護者全員の令和8年度市区町村民税所得割額が0円である人、または家計急変により、令和8年1月1日から12月31日までの保護者全員の収入が市区町村民税所得割額0円相当になると認められる世帯の人」
住んでいるのが岡山市なら、通っている学校が市外・県外でも対象になりうる書き方です。逆に、市外に住んでいて岡山市内の学校に通っている場合は対象にならないと読めます。除外の定めもあります。「※生活保護世帯、児童養護施設等で特別育成費が支弁されている場合は対象外です。」
所得の要件は市区町村民税の所得割額で判定されます。公式ページには参考として世帯構成ごとの年収見込の目安が表で示されていますが、あくまで目安です。判断に迷う場合は「・ご不明な場合は、収入の分かる書類をご持参いただき個別にご相談下さい。」と案内されているので、金額をこちらで当てはめて決めずに相談したほうが確実です。
対象になる学校も限定されています。「学校教育法による次の学校の学生・生徒」として、「高等学校(専攻科及び別科、特別支援学校を除く)」「中等教育学校(後期課程に限る)」「高等専門学校(1、2、3学年に限る)」「専修学校(修業年限3年以上の高等課程に限る)」が挙げられています。高専は学年の制限がついている点に注意してください。
給付額と、毎年度の申請
公式ページの「4 給付金額」はこう書かれています。「年額60,000円 (通信制高校は37,000円)」
そして見落としやすいのがこの1行です。「・申請は毎年度必要です。昨年、給付を受けた人も申請が必要です。」去年受け取った世帯も、今年出していなければ今年の分は出ません。
書類は取り直しが必要なものがある
必要書類は7項目にわたって列挙されています。締切までの日数で間に合うかを左右するのは、役所で取る2点です。
- 「世帯全員の住民票の写し(令和8年7月1日以降に発行されたもの。続柄記載あり。マイナンバーなし。)」
- 「保護者全員の令和8年度の「市(区町村)民税課税証明書」」
住民票は発行日の条件がついているので、手元にある古い写しは使えません。続柄の記載あり・マイナンバーなしという指定もあるため、窓口で取るときに伝える内容が変わります。なお課税証明書については「※きょうだいの課税証明書は不要になりました。」と変更が案内されています。
指定の様式もあります。「*1、2、5、7-アは、指定の様式になります。次の書類をダウンロードしていただくか、区役所、福祉事務所、公民館でお受け取りください。」在学証明書兼推薦書(様式2号)には「※学校の様式ではありませんのでご注意ください。」と注記があり、学校でもらう一般的な在学証明書では代えられない書き方になっています。学校に記入を頼む時間も見ておくほうが安全です。
9月30日までに動くなら
順番としては、まず公式ページで対象かどうかと様式を確認し、住民票と課税証明書を取り、学校に様式2号の記入を頼む流れになります。家計が急に変わった世帯は期限が別(令和9年1月29日まで・必着)で、追加の書類も定められています。
当サイトは申請の代行も、対象になるかどうかの判定も行いません。ここに書いた期限・金額・要件は、2026年9月25日に確認した岡山市と岡山県の公式ページの記載です。必着の期限が目前ですので、間に合うかどうかを含めて、必ず岡山市の公式ページと高校生応援金事務センターでご確認ください。
このコラムのくわしい内容・対象・受付・申請方法と最新の情報は、 公式ページでご確認ください。金額・期限・要件は変わることがあります。
公式ページで詳細を見る ↗本コラムは公式情報をもとに、くらしのみちしるべが中立にまとめたものです。申請の代行・業者のあっせんは行いません。内容は掲載日時点のもので、最新・詳細は必ず公式でご確認ください。